ドブとスコップと私。而して筋肉痛

日日是好日

暖かくなったら絶対にやると決めていたこと。
家と家の間に蓋のされていないドブがある。真冬でも微かなヘドロ臭があるので、暖かくなると絶対に匂いが強くなるはず。春が来る前に、玄関前のブロック塀向こうにあるドブの掃除をしようと思っていた。

天気が良くても風が強かったり寒かったりで、なかなか手がつけられなかったけれど、日曜なのに出勤していった娘、バイクの教習所に通うのに1日早く帰って行った息子を見送り。
手持ち無沙汰の母は、先送りにしていたドブ掃除をした。

ドブとヘドロの真実:なぜ掃除が必要なのか

ドブに溜まったヘドロは、とにかく臭い。ここは蓋がされていないから余計に臭う。ヘドロ自体は必ずしも臭うわけではなく、ヘドロの中には有機物が多く含まれていて、これらが酸素の少ない環境で分解され腐敗すると、硫化水素やメタンなどのガスが発生することがあるそうだ。この臭気は不快であるだけでなく、長期間吸入することで健康に悪影響を及ぼす可能性があるそうだ。
特に、生活排水や食品廃棄物が流れ込んだドブでは、有機物の濃度が高くなるため、ヘドロが臭気を放つ可能性が高くなり、自然由来の土砂や無機物が主成分のヘドロであれば、臭いはほとんど感じられない場合もあるそうだ。

我が家の横を通るドブが、生活排水が流れているのか?雨水のみなのか?は、このドブの上流を辿ってみないとわからないし、面倒だから調べにいかないけれど、遮る蓋がないドブだからこそ、少しのニオイでも気になるのだ。

ドブが育てる蚊の大軍:忍び寄る危機

流れの滞ったドブは蚊の繁殖地になる。蚊の幼虫(ボウフラ)は静かな水面で成長するため、流れのない水たまりや汚水は、蚊の最適な繁殖地と言われているから、我が家の前のドブは格好の住処のはずだ。その証拠にすでに、血を吸わない蚊(ユスリカ)が小さな蚊柱を作ったり、ドブに面した部屋の網戸に貼り付き出している。
そのうち血を吸う蚊(アカイエカとかヒトスジシマカ)も繁殖にやってくるに違いない。本格的に暖かくなる前の今こそ掃除のタイミングなのだ。

滞るドブが招く洪水危機:放置の代償

ドブにヘドロが溜まることで排水能力が低下、これが洪水の大きな原因になり得るのだ。ブロック塀があっても、大雨が降れば、不衛生な水が溢れ出して庭や道路に浸水する危険性がある。庭が浸水したとしても、補修はケチ大家次第なので、住人のQOLを改善するために行動を起こしてくれるとは到底期待できないしね。最悪そのまま放置されちゃう可能性だってあるわけだ…

ヘドロ臭・蚊対策…諸々考えて、ドブ掃除はしなければならないのだ。

いざ!ドブ掃除

長靴を履いて、スコップを手にドブ掃除開始。
午前11時にスタートして午後2時に終了。一人で作業してるもんだから、撮った写真はビフォー・アフターのみ。汚いドブ画像を見たい人なんているわけないから、良い良い。

こうして蓄積されたヘドロを掻き出し、ドブは見違えるほどきれいになった。見た目も匂いも改善し、一仕事終えた達成感に包まれた。とはいえ、この達成感の代償は筋肉痛。腕も背中も悲鳴を上げているが、次回の掃除までにはきっと治る…はずだ。

この記事を書いたヒト

愛知→宮城のゲマニア
コーヒー牛乳と無人販売巡りが大好き♪
気が付いたらもう半世紀生きたので、これからは好きなモノに囲まれて丁寧にゆっくり暮らしたい。と願って2年。なかなかゆっくり暮らせない...
2025年1月から留守家庭の妻やってます

ヒノキヨをフォローする
日日是好日
PR