台湾おにぎりに欠かせない肉鬆(ろうそん)を作ってみた。
肉鬆ってなに?
いわゆるでんぶ(田麩)という物で、日本で馴染み深いのは、桜色した桜でんぶだと思う。桜でんぶは魚で作ったでんぶをピンクに色付けしたものだけれど、肉鬆は豚肉で作り、魚で作る場合は魚鬆と呼ぶ。ちなみに、沖縄には豚肉を原料とする「ハンチュミ」と呼ばれる肉でんぶ料理があるそうだ。ハンチュミが気になる方はこちらをどうぞ。
照媽媽は、台湾で市販されている新東陽の猪肉鬆を使っていたので、作り方は知らなかったけど、肉鬆 作り方ってググると、すぐ出てきた。良い時代になったものだわ~
ググってる最中に見つけたんだけど、鶏の胸肉で肉鬆を作ってる方もいて。気になる方はこちらもどうぞ
肉鬆の材料
すっごい大きな塊肉が4割引きで売ってたので、今日はそれを使ったけれど、モモ肉とかの赤身で脂の少ない部位で作るのが良いのかな?
台湾で市販されている肉鬆の原材料を見たら、豚肉、砂糖、えんどう豆粉、パーム油、醤油、食塩を使って作るみたい。商品によってはラードを入れている物あるから、もしかすると、豚コマとかで作っても良いのかな?
- 豚肉 塊が良い モモとか肩肉
- スライス生姜 一欠片(茹でる時の臭み取り用)
- ネギの青いところ 2本分(茹でる時の臭み取り用)
- 塩 大さじ2 (茹でる時用)
- 砂糖 適宜(味付け用)
- 醤油 適宜(味付け用)
- 塩 適宜(味付け用)
- 五香粉 適宜(味付け用)入れると中華!って感じになるので、入れなくても良い
ええ。味付けの調味料の量は、いつものように適当。お肉の量を計らなかったから。(^_^;)。味付けしながら味見。甘めが良ければ砂糖を多めに、甘辛が良ければ醤油も砂糖も同じ量くらい。塩は茹でる時に入っているので、味付け用はそんなに必要ないかも。
肉鬆の作り方
- 豚肉の塊を、サイコロ状に切り揃える。
- 肉を茹でる。圧力鍋があると楽。
豚肉、スライス生姜、ネギの青いところを入れて、材料がかぶる位の水で茹でる。
肉がホロホロになるまで茹でる。
私が使ってる圧力鍋で、圧がかかってから10分ほど。
圧が落ちるまでそのまま放置。 - 熱が冷めたら、肉を取り出して、手で少しほぐす。
- フライパンで炒って水分を飛ばす。
乾煎りするので、焦げるの嫌だから調味料はもう少し後で入れる。
乾煎りして、もっとふわふわにしたければ、フープロとかすり鉢を使って。 - ふわふわになったら、味付けして、焦がさないように乾煎りする。
調味料をこの時点で入れる。
日本の佃煮っぽい味にしたければ、五香粉は入れず。
中華の香りが宜しければ、五香粉を入れる。 - ふわふわの肉鬆のできあがり






今回は五香粉を買い忘れたので、半分に分けて作ってみたけれど、照媽媽の出してくれた肉鬆に近い味になってた。ような気がする。如何せん、35年も前の舌の記憶なので、そんな気がする。という感想に留めておこう。

五香粉を買ってもう半分に味付けしてみた。う~ん♡ ザ・台湾って感じ良き良きです
肉鬆の使い方
台湾おにぎりの中の具材以外でも、麺包(Miàn bāo)といって、ふっくらした白パンに挟んで出してくれたり、饅頭(Mántou)の中に入ってたり、お粥に入れて食べたりした記憶がある。
甘辛に味付けすれば、おにぎりの具にもなりそうだし、味付けをしない状態で、マヨネーズ和えにすれば、サンドイッチの具としても使えそう。料理の幅も増えるんじゃないかな?って思う。